我が日本は、ご存知かと思いますが、島国です。

それも、ヨーロッパ大陸と海峡を隔てただけの英国みたいな

中途半端な島国ではなく、四方をぐるっと外洋に囲まれた、

いわば「サイズが大きめの絶海の孤島」です。

 

まあ程度の差はあれ、同じ島国である英国と日本。

この二国にはもうひとつの共通点があります。

 

どちらも昔から強大な海軍を持つ国であるということです。

 

さて、少しそれますがが本題です。

徴兵制というのは、能力もやる気もまちまちでいいので、

とにかく常に一定数の兵力を維持したい国家が使う制度です。

 

そのような国家とは、次の二種類です。

 

①銃を撃ったり塹壕を掘ったり、というような比較的短期間で

   身に着く技術しか必要ない陸軍が、防衛のメインである国。

   すなわち、多くの他国と国境を接する内陸国、大陸国です。

   例(スイス、フィンランド・・・)

 

②国全体を巻き込んで、総力を挙げて戦争中の国。

  これは、第二次大戦までのような総力戦を行っている国や、

  戦闘状態ではないが緊張状態の続く国などです。

  第二次大戦時まではどの国も徴兵制でしたし、

  停戦中の韓国と北朝鮮はどちらも徴兵制を行っています。

 

さて、現在の日本はこのどちらにも含まれません。

旧日本海軍は、明治の創設当初からずーっと志願制でした。

英国海軍なんかは、帆船で戦ってたような時代から志願制です。

それは何故か? 

歴史的に、入ってくる隊員のやる気も能力もまちまちであり、

しかも数年でごっそり交代してしまうため複雑怪奇な兵器の知識や

技術を身に着けることが出来ないからです。


徴兵制では今のハイテク軍の質は維持できない。

海軍の質を維持できないことは、産業を輸入に依存しがちな

島国にとっては死を意味します。

 

現在の自衛隊は、志願制の軍隊です。

特に、海上自衛隊は世界有数の巨大な規模を持つ海軍です。

近頃、我が国を付け狙う国々に対する抑止力の中心は、

この海上自衛隊であると言ってもいいくらいです。

 

結論、日本で徴兵制を行うことは軍事的にデメリットだらけです。

軍隊の質は落ち、無用な経費はかかり、国民への負担増。

よって、自衛隊が国軍となっても徴兵制は絶対に行われません。

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